リースバック

リースバックとは、現在所有されているマンション等のお住まい(住宅ローン残高有でも可)を売却して、その代金を受け取り、売却と同時に買主と建物賃貸借契約(定期賃貸契約又は普通賃貸借契約)を結んで、毎月家賃を支払い続けながら所有していたお住まいに引っ越しをすることなく住み続けることができるという制度です。買戻し特約を付けることでお住まいの買戻しも可能となります。

 

メリット

 

・ 住宅ローンの支払いがなくなる

・ まとまったお金を受取ることができる(ローン残高が多い場合はできない場合もあり)

・ 固定資産税や都市計画税を払わなくてよくなる

・ マンションの管理費や修繕積立金の支払いがなくなる

・ 引越することなく今までのお住まいに住み続けることができる

・ 売却後、半年や1年後から備付けの設備の修理費用は買主(家主)が負担します(契約による)

・ マイホームを売ったときの所得税(譲渡所得)の特例(3,000万円の控除)を受けることができる(条件あり)

 

デメリット

 

・ 通常の売却価格より安くなる

・ 建物定期賃貸借契約の場合、定められた期間が終了すると引越しなければいけなくなる

・ 家賃の支払いができなくなると引越しなければいけなくなる

・ マンションの管理組合の総会での議決に参加できなくなる

・ 買主(家主)の許可なく、ペットを飼ったり、リホームできなくなるなど、契約書に書かれている禁止行為を守らないといけなくなる

 

注意点

 

・ 信頼できる専門家に相談すること(弊社等)

・ 初回面談で、媒介契約書にサインや押印を求める業者は要注意

・ 金額や条件は必ず書面で受け取ること

・ 重要事項説明書や契約書は契約前に専門家に見てもらうこと

・ 一括査定は特に注意が必要で、特定の業者を誘導されるケースがあった

・ 直接リースバック業者に買い取ってもらっても仲介手数料相当額の手数料を業者に支払うので、信頼できる仲介業者に依頼した方が安心

・ 利回りは6%以下がベスト、低い方が売主有利 ※利回り=年間家賃等合計÷売却価格×100

・ いつまで住み続けられるかを必ず確認

 

 

 

リースバックを行う場合の注意事項

 

・必ず、A様とI様に見積を依頼すること

 

・仲介不動産業者へ見積依頼した場合は、必ず買取業者発行の見積を見せてもらうこと

・直接買い取り業者と取引しても仲介料相当の手数料を取られるので、信頼できる仲介業者に頼んだ方が安心です。